男性のBBクリーム 気持ち悪くならない選び方と塗り方
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コスメコンシェルジュ(女性)が女性目線で、男性のファンデが不自然にならないようなコツを考えます。
男性は、メイク初心者であるため、ファンデーション(BBクリーム)の役割や使うタイミングなどについても知っていただくために書いています。
最近、若い人を中心に、けっこうな年齢の方まで、身だしなみとして、お肌のお手入れをちゃんとする人が増えてきていますよね。
男性も、肌がきれいだと、見た目はもちろんですが、”余裕”を感じることもできるのかもしれないですね。
お仕事上、少しでも好印象を与えられるよう、お化粧をする男性もいらっしゃるとか。
それに伴って、男性用のメイクアップ用品も様々売られるようになりました。
化粧品のカウンターでは、アドバイスしてもらえたりしますが、自分で買ってみて、やってみたい、という方もいらっしゃると思います。
今回は、コスメコンシェルジュであるsatoriが、男性のファンデについて、いろいろ調べてみましたので、よかったらご参考になさってくださいね。
男性はみんなメイク初心者
男性は、何歳だとしても、メイクに関してはほとんどの方が初心者だと思います。
もう何十年もやってるよ、という強者もいらっしゃるかもしれませんが、40代や50代で初心者、という方も多いと思います。
それでは、まず、お化粧について基本を押さえておきましょう。
ファンデーションの役割
ファンデーションは、実は、ただ肌に塗って、シミや毛穴といった”アラ”を隠すものではありません。
アナタの一番外側の皮膚となって、お肌を守ってくれるものでもあるんです。
お肌を外からの刺激(ホコリ、チリ、紫外線など)から守り、水分や油分を補って、滑らかな状態にできるだけ整えておく、そんな役割もあります。
私の知人で、見た目がとてもカッコイイ男性がいるんですが、まだ30代前半なのに目の下に薄いけど大きなシミがあります。
だから、ガッカリとかではなくて・・・
このままだと「そのシミ濃くなってしまうんじゃない!?」と、気が気じゃないんです。
女性のほとんどは、ファンデーションは使っていなかったとしても、おそらく日焼け止めは使っているでしょう。
紫外線は肌の老化を進める一番大きな要因ですから、男性も、せめて日焼け止めでも塗っていただきたいです。
ツヤのあるなめらかなお肌を保つためにも、ファンデや日焼け止めはスキンケアの延長として取り入れていただきたいです。
また、お肌の表面を整えたり、顔にある色ムラを補正したりといった役割があります。
ファンデーションの基本の塗り方
もし、アナタがファンデを買ってきたとしたら、まず手に取って、顔全体にパーっと伸ばすと思います。
ダメではないんですが、せっかくここに来て頂いたので、塗り方の基本をお教え致しますね。
ファンデを塗るときに大事なのは、「顔全体に塗らない」ということです。
たぶん、女性の方でも、全体に塗っている方は多いと思います。
ただ漫然と肌全体に塗るのと、ポイントを押さえて塗るのとでは、見た目年齢まで変わります。
なので、ぜひぜひ初心者の今から、コツを掴んでください。
顔を見たときに、目が行くのは顔の中心部分です。
ここがキレイだと、だいたい肌がキレイに見えるんです。
まず、目の下あたりに2ヶ所ファンデをおいてみてください。
そして、それを外側に向かって伸ばすようにしていきます。
次に、おでこの中心、鼻、あごなどに少量おいて、それを外側に伸ばします。
すると、自然と顔の中心はしっかり塗ってあって、外側(フェイスライン)は、薄くなりますよね。
顔の外側の部分(フェイスライン)は、なんなら塗ってなくてもOKくらいの勢いで大丈夫です。
これは、ファンデを塗っているとバレないようにする方法でもあります。
男性は髪が短いので、意外と顔の隅々まで見られています。
フェイスラインもしっかり塗って境目が見えてしまったら、ファンデを塗っているということが一目でバレてしまいます。
フェイスラインのあたりで素肌となじませるくらいの量を使うようにしましょう。
日焼け止めとファンデーションは併用したほうがいい?
今、ファンデーションにはほとんど日焼け止め効果があります。
だったら、日焼け止めは要らないよね?と思うと思うんですが・・・
少々面倒かも知れないのですが、実は、日焼け止めとファンデーション、両方塗ったほうが良いです。
日焼け止めというのは、ある程度の量(製品によって決まった量)が、肌の上に載っていなければその効果は十分に発揮されません。
ですが、ファンデや日焼け止めは、汗とか、皮脂、手でこすったりすることで、自然と落ちてしまいます。
そうすると、効果が弱くなり、紫外線を浴びてしまうといったことになります。
このようなことを考えると、両方塗っておいた方が安心ということになるんです。
重ねても数値は累積されない
例えば、数値がSPF50とSPF50の商品をとを重ねると、SPF100になるということはありません。
ですが、取れてしまって効果がなくなることを防ぐために、重ね塗りも無意味ではありません。
もし、こまめに塗り直しできる、という方は、どちらか一方でも大丈夫ですよ。
日焼け止めの数値について
日焼け止めの数値について軽く説明します。
まず、SPFというのは、紫外線のUV-Bの防止効果を表しています。
SPFは、「赤くなってヒリヒリする日焼けが起こるまでの時間を何倍に伸ばすことができるか?」といった目安になります。
例えば普通の肌の人は、真夏の浜辺でヒリヒリする日焼けを起こすまでは25分とされています。
SPF36の日焼け止めを使った場合は、
25分×SPF36=900分=15時間
SPF36だと、15時間伸ばすことができるということになります。
PAの方は、UV-Aの防止効果を表したものです。
UV-Aは、ガラスや雲も通り抜け、肌の奥深い部分にまで到達する紫外線です。
こちらの表記は、+の数が1〜4までで表示されていて、多いほど効果が高くなっています。
PA+・・・効果がある
PA++・・・かなり効果がある
PA+++・・・非常に効果がある
PA++++・・・極めて高い効果
UV-Aは、シワやたるみの原因になるため、年齢とともに肌がたるんだりするのが嫌だという方は、こちらの目安も気にしたほうが良さそうですね。
では、SPF50でPA++++の一番数値の高いのを買えばOK?というとそうでもないんですね。
こちらは、いろんな資料をもとに、どのくらいの日焼け止めの数値を使ったらよいのか表にまとめたものです。
日常生活だけなら、それほど高い数値のものはいりません。
数値が高ければ、それだけお肌の負担になったり、特別なクレンジングが必要になったりすることもあるので、自分の生活に合わせて選ぶと良いですよ♪